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執筆者の写真ERIKO

気持ち

昔、同業の友達の奥さんが若くして他界された時に、私は直接聞いてないんだけれど、風の噂によると「その頃の物や事や人を、全部断ち切りたい」と、彼は言っていたよ〜という話を思い出した


それを聞いた時には、その奥にある彼の深い想いを感じ取ることが出来ずにいた


今は、分かるんだよね…


当時、亡き奥様を介護中の彼と、私は良く仕事をしていた 

彼の当時のブログには病院へ看病に向かう彼の日記が毎日綴られていた

が、まさか、そんなに重い病気だとは知らずにいた


ある日パタっと彼のブログの連載は途切れてしまった

今、考えると

その頃の彼の演奏は、余り良くなくてね

どこか違う世界に行ってるような感じでね、どしたのかな?と思いながら仕事をしていたな


そして、後で、その時期が丁度彼にとって最も辛い時期だった事を知る事になる


そんな事のあった彼が、当時の事を全て排除して忘れ去りたいという気持ちは、今はよく分かる


人間は

余りにも悲しい出来事があって

そのこと自体を忘れないと先に進めない時には、その悲しい思い出を連想するような事は、一切排除したいということだろう


何を見ても、何を聞いても

その事を思い出してしまう

その度に苦しみは再び訪れ

いつまでも悲しみに暮れることなる


相手や周りには悪いけれども

彼がその先、生きていくためには

それしか自己を保つ手立てが無かったのだろう


今は

そんな彼の気持ちが痛いほど分かる


そして


彼は再び立ち直り

新しい幸せを見つけている


今も、新しい奥様と共に

先人の命日には、お墓参りをしてる事だろう


素敵な幸せをまたつかめて

良かったなと思う



彼と私も

長い長い付き合いなのでね


どしてるかな

最近は


連絡してみるかね


犬を愛するご夫婦

それは優しさに溢れた

カップルなのです


P.S.

久しぶりにブログを読みに伺ったらば…

昨年、ワンちゃんが14歳で亡くなっていた


なんというテレパシー

辛かったでしょうね


でも

パートナーさえいれば、助け合って生きて行ける。大丈夫


相変わらずセンスの良い、ほわっと温かい奥様のブログでした


合掌

マセラ&ソラちゃん




私は大変だぞ


この先、

割と近い将来

老母と3匹の老猫を

一人で送る事になる


耐えられるかな(笑)


いささか心配ではあります

今から覚悟をしてないとね

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